:: 有利な状況で敵と遭遇しろ！

勝つためには、有利な状況で敵と遭遇することが最も重要である。

このゲームでは、平等な状況下での1対1の撃ち合いはほぼ無く、どちらかが有利な状況で敵と遭遇する事の方が多い。

"有利な状況"というのは、
「飛び出し」「戦闘距離」「援護」「強ポジ」等の要素で、ある程度作り出すことが可能だ。

 

:: 論理的に立ち回れ！

FPSで「読み合い」とはよく言うが、立ち回りに重要なのは読むこと（相手の行動を決定付けて予測する）だけではない。読み合いは結果ありきな判断になりやすく、自分がまだ他人よりも強いと断言出来ない段階でするべき事ではない。「読む」ことは決まった相手・知っている相手と続けて勝負をする場合だけに限定され、あまり重要な技術ではない。

それよりも、自分がこれから出来る行動をいくつか考え、現在の自分の最善手を考える事の方が重要である。
麻雀で例えるなら、相手の当たり牌を読み当てる事よりも、手牌から安全牌を探す事の方が理に適っているという事だ。
（相手の行動を「読む」という事が定義付けられていない為、分かりづらい所があるかもしれないが、ここで「読む」という事は相手の行動を決定付けて予測する技術の事とする。）

最善手を考えるには、自分がこれから出来る行動に対して、定量的な評価をする必要がある。
例えばDSで１：１の状況、自分はシフトロックに居て2ポンに設置された時、シャッター上から行くか、連通から行くかを考える。

その時、80％でシャッター上から、20％で連通から、といった判断をして、最善手として「シャッター上から」を選択する。
そこで「100％シャッター上から」という判断をしてはいけない。
なぜなら、FPSにおいて100％正しい立ち回りは存在しないからである。
このゲームでは様々な相手（思考）と勝負をするからこそ、ここの考え方が重要なのだ。

よって、上達するにはいくつかの評価の高い立ち回りを覚えるか、考え出す必要がある。
その際には、結果論や感情に惑わされず、論理的に考えなくてはならない。

・グレネードを投げる瞬間に敵が飛び出してきて死んでしまった
・スナイパーで小さな隙間を覗いていたのに、敵スナイパーにやられてしまった
・こちらが飛び出して先に相手を視認したのに、撃ち合いで負けてしまった

これらは結果的に負けてしまっているかもしれないが、結果だけを見るのは間違いであり、重要なのはアベレージだ。
（この逆で、結果的に勝っている場合も然り。）
その為には、ただただプレイをし続けるだけでなく、人の立ち回りを動画で見たり、感想戦を行った方が上達に繋がる。